「やってもいないのに無理って言うな」
SEKAI NO OWARI
というグループを知っていますか?
周りとは少し異なる世界観を持っていることで有名ですよね。
セカオワは
- 水10ドラマ、「わたしのお嫁くん」の主題歌
- 氷結のCMに出演
- 昨年はドームツアーを完走
- 2022レコード大賞を受賞
さらに昨年Tik Tokでバズった
「Habit」
もセカオワの楽曲です。
セカオワは近頃とても活躍しているバンドです。
しかし彼らの過去について知っている人は多くはないのでしょうか。
タイトルにもある通り
「やってもいないのに無理って言うな」
これはボーカルであるFukaseさんがSaoriさんに言った言葉です。
このブログでは
SEKAI NO OWARIのピアノ担当である
Saori
さんに焦点を当てて書いていきたいと思います。
Saoriは学生の頃いじめにあっていた。
小学生の頃休み時間になると図書館に行く。
図書館には誰もいない。
本棚から本を取り出し、真ん中あたりを開いて、本の中に隠れるように首を埋めていく。
彼女にとって本とは
泣いている姿を隠すため
のものだったのだ。
体育の時間に一人あぶれてしまった時も、掃除の時間に自分の机だけ誰も運んでくれなかった時も本を読むと波が引いた様に落ち着いた気分になった。
眠れない時も、泣いていた時も、悩んでいた時も、いつも本はそばにいてくれた。
そしてセカオワが軌道に乗ってきたある日、Fukaseが言う。
「さおりちゃん、小説を書いてみなよ」
「小説?どうして?」
「さおりちゃんは文章を書くのが上手だから」
「私はブログくらいしか書いたことないしいくらなんでも小説は...無理だよ」
「やってもいないのに無理って言うな」
Fukaseは言った。
無理かどうかは、やってから決めればいいのかもしれない
そう思い、いざやってみようとすると、いつまで経っても手が動かないのだ。
最初の一文字目が決まらない。この先の物語を預けることになる一文字目。もっとも重要な部分になるかもしれない一文字目。
数日経った頃もうとにかく書いてみてつまらなければ消せばいいと思い書いてみることにした。
そうして二年が経った頃もう十万文字程の文章が書けたのでいざ読んでみるとめちゃくちゃだったのだ。
まとまりがなく、描写がわかりにくい。
この小説はダメだ。
今まで、休みの日に身体を休めることも、美味しいものを食べに行っても我慢して書いていたのは
ゴミ
だったのかもしれない。
そんな絶望していたある日Fukaseは言う。
「友達の編集者さんに読んでもらおうよ」と。
続きはこちらから読んでみてください。
セカオワについて詳しく知らない方も読むだけで価値があります。
FukaseとSaoriについて書いてある小説を読みたい方は
をおすすめします。
時間があれば「ふたご」についてもブログを書こうと思うのでよければご覧ください。